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11月新刊のお知らせとパワプロ2013について

ドン!

ビンカン最強! ふたごシスターズ (美少女文庫)ビンカン最強! ふたごシスターズ (美少女文庫)
(2013/11/20)
水無瀬 さんご

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頑張って書きました。買って下さい。


…………・・・・・・・・

編集さんから見本が届いた時、「先生の方からも宣伝よろしくお願いします」と書かれていたんですよねぇ。艦これの話ばっかりしてないで自分の本の心配も少しはしろやということだと思います。いやでも心配は本当にしてるんですよ。もう胃が痛くてしょうがないです。僕は胃が弱いんです。何言ってるんだこのクソデブと思われるかも知れないですけど本当なんです。メンタルも弱いけどメンタルの次に胃が弱くてその次に腸が弱いんです。だからちょっとストレス溜まると一気に肛門から大量失点するんですよ。ホントに。まあ普段口から大量得点してるのも良くないと思うんですがね。

いやそんなことよりパワプロ2013の話しましょうや。

パワプロ2013。僕はVita版を買いました。やっぱりVitaがナンバーワン!フゥフゥ!

実況パワフルプロ野球2013実況パワフルプロ野球2013
(2013/10/24)
PlayStation Vita

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でも……

面白くねぇ……っすな。

なんというか……

面白くない……っすよね。

いや……難しいんですよ、面白くないというジャッジを下すのは。面白いというジャッジを下すのは割と簡単なんです。実際問題艦これは面白いですよ。そのうち面白くなくなるかもしれないけど少なくとも今は面白い。だからここで攻略記事までアップしてるわけですよ。でも面白くないって宣言するのは本当に難しい。それは面白い遊び方を発見できてないだけかもしれないからです。僕はアボガドが嫌いなんですけど、たぶんそれはアボガドの美味しい食べ方を知らないだけなんですよ。そういう意味において面白くないってジャッジするのは難しいわけです。

でもパワプロ2013は面白くない……。

僕が一番最初に買ったパワプロは、プレステ版のパワプロ95でした。当時は野球ゲームができるだけで面白かったですよね。大魔神佐々木のフォークがガツンと落ちるのがホント面白かった。真弓も現役だったなぁ。和田のミートカーソル、すごくでかかった。横浜は進藤、駒田、佐伯、谷繁、ローズ、波留、それから巨人の(友達が巨人ファンで、遊びに来た時ペナントを巨人で始めたのでした)篠塚、落合、グラッデン、川相、コトー、桑田槙原斎藤石毛……うっなぜか目頭が

じゃなかった。なんだ。その。要はずーーーっとパワプロをし続けていると、結局野球をやるというゲームでしかないというのは完全に明白なんです。それは分かってるんです。

で、実際、野球の試合をやるという点において、特に不満はないわけです。ミートカーソルを動かして来た球を打つ。これ自体には普通に満足していて、マイライフなんかは結構楽しめるわけです。

が……

サクセスがつまんないというのは……もう、「パワプロ」としての存在価値がなくなるんじゃないのか、っていう、危機的状況だと思うんです。

だってプロスピがあるわけです。僕はプロスピで、パワプロのマイライフに相当するスタープレイヤーを使って筒香と高城を育ててますよ。来た球を打つのを繰り返したいなら、プロスピやった方が遙かにリアルだし面白いわけで、じゃあ、プロスピとパワプロの二つのタイトルが並んでいる中、どっちも来た球を打つゲームですとなった時、パワプロの存在価値はなんなのと問われたら、やっぱりサクセスが中心に来るのは間違いないわけです。

でそのサクセスがつまんない。

なんでつまんないのか、すごく考えました。最初に言ったとおりゲームをつまんないと断言するのは難しい問題なんです。でもやっぱつまんない。

そのうち気づきました。

「ユーザーの成長の余地がない」ということに。

パワプロは来た球を打つゲームです。だからユーザーの成長っていうのは結局の所反射能力ぐらいしかないわけですけど、そこに「アタマで考える余地」というのを作ったからこそ、サクセスはパワプロのメインコンテンツになり得た訳ですよ。「この育て方で負けてプロ入り失敗したから、次はこういう育て方をしよう」みたいな試行錯誤を通じて、ユーザーは同じシナリオでも、次第に成長して、最初はFBFFFみたいな選手しか作れなかったのが、BSBBBみたいなスゴイ選手も作れるようになっていく、こういうプロセスにこそサクセスのうまみっていうのはあるんです。

ところが2013の場合、それは「イベントデッキ」というシステムに、言うなれば「追放」されてしまった。

どのイベントが起こるか、どのキャラが出てくるか、こういうのは運であり、「次こそは!」と悔しくてもう一度始めてしまう所にこそサクセスの中毒性があるのであって、そういうのが「管理可能」な場所に入ってしまうと、もう何の楽しみもなくなってしまうんです。

しかも「最初の方はしょぼい選手しか作れない」という「責任の所在」を、「ゲームの仕様」にしてしまった。これが本当に致命的なわけです。この「責任の所在」は、本来は「プレイヤー」であるべきなんです。プレイヤーが弱いから、しょぼい選手しか作れなかった、というのは、「次のプレイで戦略を見直し、成長しよう」という動機につなげるべきであって、「ゲームの仕様上、どんなに上手くプレイしても最初の方はしょぼい選手しか作れません」とするべきではない。

この致命傷を、さらにえぐるように、「思い出の砂時計」というのが導入されてしまった。何かというと、サクセスで、例えば怪我したり、あるいは甲子園の予選で敗退してしまったら、課金することで一週間戻してやり直せますよ、という制度ができてしまったということ。これが本当に傷をえぐってしまった。

本来ゲームで失敗したら、「次は戦略を練り直そう」とプレイヤーサイドに「考える」余地を与えなければならないはずなのに、それを「課金したらアホでもやり直せます」としてしまったのは、バガッと開いた致命傷に塩を塗り込むような行為に他ならないわけです。

むろん思い出の砂時計を使わず、パワプロ2012までがそうであったように、甲子園の予選で敗退したら、プロ入りの夢はたたれるわけで、課金せず普通に一からサクセスをやり直せばそれでいいかもしれない。けど、「プレイヤーが成長する余地を与えず、ゲームバランスを直接制御できる手段が生まれてしまった」という、その事実そのものが、本当に痛いとしか言いようがないのです。プロ入り断念は、サクセスにおいてバッドエンドを意味します。でもバッドエンドというのは、「プレイヤーに次の戦略を練らせる」という行為につなげなければならないと思うんです。それが、次の戦略を練る暇も与えずに「課金で元に戻せますよ」というのはゲームを自ら破壊しているとしか思いようがない。

本当に残念なんです。サクセスは「来た球を打つ」だけだった野球ゲームに、もっと大きな醍醐味を与えた、巨大なコンテンツであったはずなんです。極端に言い換えれば、「サクセスは野球ゲームではなかった」。だからこそパワプロは面白かったんです。サクセスは本質的には野球ゲームではなく、戦略ゲームだった。逆に言えば、野球ゲームが上手い人が、ある程度の相関はあるとはいえ、サクセスでもうまくいくとは限らなかった所に、サクセスの本当の醍醐味があったということです。100発100中ホームランを打てる人が、ダイジョーブ博士に泣かされて野球人生を断念するというところにおもしろさがあったわけです。それがなくなった。プレイヤーに対して戦略を練ることを要求し、一方で運の要素も含ませて、何度も涙をのませるということを強いるからこそゲームは面白いんです。

それが、単に選手を工場でコンベアに乗せるようにして出荷するだけの紙芝居になってしまった。

この時点でサクセスはもう終わったといって過言ではないんです。戦略の読み、駆け引きが失われ、ひたすら練習コマンドを体力ゲージとにらめっこしながら選ぶだけ。まあそんなことをいえば、パワプロ2012も大概なものでしたが、それでもサクセスの一番の醍醐味、「勝負所では何が起きるか分からない」というドキドキは失われていなかった。でも、2013で、それは失われました。残ったのは、空虚さと、喪失感です。

僕は決して課金が悪いことだとは思いません。現に艦これにものすごい課金してます。もっと極端にいえば、課金システムがサクセスにあること自体は悪だとは思いません。通り一遍の課金反対論ならその辺にあふれています。でも、でも、サクセスのおもしろさの中心部分が失われた上に、そのおもしろさをコントロールしていたはずの位置に、課金システムが組み込まれてしまった。

まあ、たかがサクセス、といえばそうなんでしょう。たぶんマイライフもボチボチ続けると思いますし、つまんないとここまで延々述べたサクセスも、おそらく一チーム作れるぐらいまではプレイすると思います。

ただ……なんというか……取り返しがつかないような気がするんです。サクセスというのはこういうものだ、と方向が決まってしまったら。

僕は電車でGOが好きで、専用コントローラ(マスコンハンドル)も持ってたし、秋田新幹線なら目をつぶってでも盛岡までいけるぐらいプレイしましたが、いつの間にかなくなってしまいました。

あれと同じ末路になるんじゃないかな、と思うんです。

パワプロはつまんないからプロスピをやろうというのも、当然アリなんですけど、そこはパワプロあってのプロスピで、プロスピあってのパワプロでもあると思うんです。だからパワプロが萎縮して潰れてしまったら、野球ゲームというもの自体がブッ潰れるかもしれない。

その辺なんとかなるのかなぁ、と、思っています。
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プロフィール

水無瀬さんご

Author:水無瀬さんご
水無瀬さんご
2010年デビュー。以後あれやこれや。

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ホームページ:http://sango.productions/
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